• EMクリーニングの歩みと今期の勉強会について

    2009年5月21日 update

    今期の本部勉強会のテーマは、「EMクリーニングを行う上での、自身の店舗の悩み・欠点を知り、改善策を見つけ体制を整える」です。

    会長は設立当初の理念に基づき、10数年にわたり、EMを利用するクリーニング方法を考え、会員の皆様が簡単にEMクリーニングができるようにと
    クリーニング用の資材等の発明もしてきました。

    ただ、基本的なクリーニング方法(原則)というものは存在しますが、
    完全なる方法はありません!
    というのは・・・
    クリーニング店は全国各地に点在しており、EMは生き物(微生物)です。
    クリーニング店はそれぞれ気候や環境風土、地域の物価等も違い、EMやEMを利用するEMクリーニングはそのような各地の変化にとても左右されます。
    本会のオリジナルEM活性液の出来ですら、同じ方法で作成しても毎回違いますし、クリーニング店に合わせて、多少方法を変えたり、工夫したりするものなのです。

    EMを利用した本会推奨商品を使用した基本マニュアルでのクリーニング法は効果的であり、EMクリーニングをやりやすく行うために開発されましたが、
    本会の本来の理念は、【今のクリーニングの設備を変えずに、EMを利用したクリーニングを行い、より人に優しく環境にやさしいだけではなく浄化するクリーニングをめざす~ローコスト・ハイクオリティー~】
    それを実現するために、EMと天然の資材(石けんなど)を利用することに努めてまいりました。推奨商品を使わずとも、EMクリーニングの原則を本会勉強会で学び、工夫してクリーニングを行っている会員様もいらっしゃいます。
    本会は、資材使用を強制いたしません。実際、勉強会等で体験及び、試してみて、納得さえれた上でご使用くださいとご案内申し上げます。

    本会事務局も、推奨品使用している会員様、工夫をされている会員様、会員様の状況に合わせてのよりよい方法を提案できるようにと運営に努めてまいりました。

    具体的には、ドライクリーニングのソープ使用量を減らす。
    人の健康に悪影響をもたらすのは、ドライソープに含まれるシリコンなどが大きな原因とされております。簡単に申しますと、ソープを減らすことで、悪影響を及ぼすシリコンも減ることになるので人や環境への悪影響が少なくなるということです。

    本会はソープを全く使わずに、「人(肌)に優しく、ドライクリーニング臭の軽減、従来以上の洗浄力、逆汚染はしない、カートリッジは2~3倍長持ち」させることを考え、
    今日の技術では、通常使用量の半分のソープ量で、通電性を上げ、静電気を起こさずに、上記の効果を実現するまでに至りました。
    これからも半分の使用量にまでになったソープをゼロにするために、研究していきます。

    ランドリーやウェットクリーニングでは、天然石けんで「合成洗剤に負けない洗浄力」の実現に、CC4の開発とともに、会員も認める結果が出てまいりました。

    これらのEMクリーニングの科学的証明をするべく本会として今後も取り組みたいと思っております。

    EMや本会推奨商品の活用・応用方法は、マニュアル以外に前処理
    後処理・しみ抜き等たくさんあります。時代や環境の変化が激しくい現代を考えると、EMクリーニング方法が今後も多少なりの変化や工夫は必要でしょう。

    会員皆様が、EMとEMクリーニングの原則を確実にマスターし、自店の設備・資材で、EMを利用したクリーニングを社会へ提供でき、より人にやさしく、環境を浄化するクリーニングの実現に向けて、本部勉強会で会員相互の経営環境での実践経験を交えたディスカッションをしながら、有効なEMクリーニングを学んでいく勉強会を目指します。